なにしてみよっか

サービスってなんだろな?を細々と。基本マニアックなネタが多いです。トヨタ生産方式を信奉してます。某製造業の営業と社内SEをやってました。

LTV(Life Time Value)って面白いなって話

最近、EC(イーコマース)やマーケティングの業界の方のお話を聞く機会が多いです。仕事柄そういった話を聞く機会に恵まれていて非常にありがたいと思っています。

 

そんな中で、LTVという考え方に会いました。

boxil.jp

 

計算方法とか、具体的な値の算出などはどうでもよく、この考え方(顧客生涯価値)、もっとシンプルに言えば、いかにして顧客からお金という対価を得続けるか、という点にフォーカスしたパラメータという点に非常に刺激を受けました。

一般的には顧客からの対価の積み重ねが売上です。そういう点で、売上は顧客からの支持のパラメータだと解釈しています。

この解釈は議論の余地はあります。ですが、SPA(製造小売業)のように、一般大衆消費者向けには確実に適した解釈といえるでしょう。単価が高くても一緒だと思います。例えば宝石類。単価は高いですが、ブランド価値を維持し、そのブランドの物を身に着けることこそが価値、みたいになっていれば、自然とSPAのようになるはずです。売上のリードタイムが超長いだけです。

ただ、最近だと、売上のリードタイムが長いものよりも、コンスタントに売上につながるやり方が流行のように思います。サブスクリプションもそうではないでしょうか?

MaaS(Mobilty as a Service)と言っていますが、車を買ってもらうのではなく、車を使ったその人の得たい価値に対して継続的な対価をいただく。カーシェアなんかもそうですよね。

 

閑話休題

個人的にこのLTVって考え方を知って、これは、Agileに使えるなと。LTVが高まること=「顧客から入る売上の向上」なわけですから。これほど、Agileの目的を達したか?に使えるパラメータはないと思うわけです。

 

Agile開発で、具体的なパラメータに悩んでいるようなPJがあれば、これを一つの目標値にすると、成否がわかりやすいかもしれません。また、可能となる投資額も自然と決まってきます。

LTV-投資額=目標利益ですから、

目標利益が決まっていれば(上場企業なら決まっているはずですよね)LTVをいくらに設定すべきか、が明確にわかれば、投資額は決まってきます。まー正しい値になるかはイテレーションの中で調整するとしても、結構シンプルに決まっていけるのではないでしょうか?