なにしてみよっか

サービスってなんだろな?を細々と。基本マニアックなネタが多いです。トヨタ生産方式を信奉してます。某製造業の営業と社内SEをやってました。

テレワークできないじゃなく、どうやったらテレワークにできるか?を考えたい

なかなか長編その2がまとまらないのでちょっとだけ別件。

 

こんなnote記事を見つけました。

出社勤務を悪にしたがる机上空論人に足りない「人間が働く」ということへの理解|荒川和久/「結婚滅亡」著者

世の中の仕事がすべてテレワークで済むわけではない。小売、製造、物流、交通輸送、医療、介護、建築、保安など多くのリアルに働く人達のおかけで社会は回っているのだという視点を持てと言っている。

私も在宅勤務そろそろ2年を迎えますが、すごく賛同できます。

と、同時に、それぞれの会社や仕事の事情が「果して本当に(テレワークできない)事情なのか」は見直して良いのでは?とも思うのです。ちょっととがった表現ですが、テクノロジーは、エッセンシャルワーカー始めリモートワーク不可な仕事の方々にリモートワークのサービスを提供できないか?という観点で議論を始めても良いのではないか?ということです。

 

たとえば、 5 Gのテクノロジーは、自動運転への転用が実験されています。

5Gの車両間通信を活用して、新東名高速道路で車間距離10mのトラック隊列走行に成功 | プレスリリース | ニュース | 企業・IR | ソフトバンク

これにより、運送で働くエッセンシャルワーカーは、トラック抜術者1名とスキルの高くない補助者でチームを組めます。運送で働ける人の間口は広がり、必要とされる人の数は減ります。

 

5Gは、高速、低遅延、安定接続を可能とする通信規格であるため、例えばロボットに5GのSIMさせば、何かの作業をリモートで提供できるかもしれない。それは、足が不自由な方にとっては、福音かもしれません。

 

このように、テレワークはテレワークでテクノロジーにより今まで必要だったスキルや制約条件をとっぱらって新しい可能性を産み出せます。

私が申し上げたい事は、このように物理的に出社しなければいない事に対してテクノロジーは本当にお役に立てないのか?という事なのです。

『できない』とか、『 向かない』のは自身の仕事の課題を認識していない上にテクノロジーの事を知らないからではないか?そして、仕事の本質を理解するものの、仕事と作業をちゃん切り分られないからおきているのではないかと。

 

何が言いたいか。冒頭の記事をさらに引用します。ここも完全に同意です。

仕事とは作業をするということではありません。人と向き合い、互いに自分の役割を発揮して、各々の行動結果を合わせることが仕事です。

仕事と作業は明確に異なります。今のテクノロジーは作業を効率化することと高速化することはできます。しかし、仕事を効率化はできません。

  1. 仕事と作業を明確に分類する
  2. 作業を今のテクノロジーでどう処理できる検討する。
  3. その結果を検証する
  4. 1~3を繰り返す。

これをしないと本当にテレワーク可能か否かはわかりません。そして、これを実行するためには、

  • 仕事の流れを可視化し「作業」と「仕事」に分類する力
  • テクノロジーの知識と組み合わせる力
  • 推進力

この3つの力が必要なのであって、最近の報道にある通り、決して「無能」と断罪してはいけません。いや、だってコロナでバタバタと始まったばっかりでこのように整理してきてないし整理を学んだが上司かどうか分かりようなくないですか。。上司の立場なら、「そんな事言うなら、君でやってよ」って思いますよ。要するに課題感があるなら、君の仕事だよってことです。

 

人手不足が声高に叫ばれる今、可能な限りテクノロジーを使い、「作業」を効率化、自動化、リモート化して今その仕事や作業に携さわれない人に門戸を開くようにしていく事、その文脈で語る限りにおいては、「テレワークって何故できないんだっけ」と語る事を許して頂きたいなと思います。