続、ITIL4。
まだまだ理解は追いついていませんが、特にプラクティスについて。
前回、↓の記事で触れましたが、
agile-beginners.hatenablog.com
ちょっと自分の想像を超えていました。
これは面白い。
今までは、4P(「People」「Product」「Partner」「Process」)が重要だと言う割にプロセス偏重主義なところがありました。もちろん、それそのものを否定しませんし、プロセスがないと同じ品質で動けませんので必要であることに変わりはないのですが。
そこを、プロセスからあえてのプラクティスという呼称に変えた。なんとなく背景はわかるのですが、なぜあえて概念ちっくに変えたのか興味がつきません。
と書いたのですが、自分の理解をそのまま記せば、ITIL4は、4Pから、4Dに変化した。新プラクティス34個においてこれら4Dをそれぞれ検討する必要がある(検討はするけど、全てを実装する必要は無いという滅茶苦茶ファジーな設定なのがウケる)からこそ、プロセスからプラクティスに変化した。
なお、この4D、とは私が勝手に名付けたもので、ITIL4でそういう定義がオフィシャルにあるわけではありません。ご承知おきください。
でもって、ここがまた面白いのですが、4Dは、4Pの拡張なんですね。
つまり、4Pである「People」「Product」「Partner」「Process」に現実的に抜け落ちていた要素を加えて、4つの側面(4 dimentions)と再定義した。
方向性は変わっていないけど、向いた方向性で達成したかったことをやり抜こうとしたら、新しく定義する必要が出てきた。そして、それらをちゃんと分け隔てなく扱うために、4Dという拡張した概念を生み出した。そんな感じ。
ちなみに。。
- 「People」→Organizations and People
- 「Product」→Information and Technology
- 「Partner」→Partners and Suppliers
- 「Process」→Value streams and Processes
というように変化しています。
個人的にはすんなり入ってきました、ものすごく。
前職で達成したとあるサービスの設計と実装、運用を振り返り、もっとこうしたかった!という反省が、まさにこんな感じでした。
当時は尖っていたため、HP●Mなんか捨ててしまえ!と他人(他プロダクト)の所為にしてあっちこっちに吠えまくっていた時期もありましたが(いやー、他人のせいにして逃げますが、絶対当時のボスの影響だよw)5年の歳月を経て、当時の私の浅学さをITIL4から怒られたなぁという気がしています。
当時の方々とお会いできたら、地球にキスして謝りますし、それするまで死ねないなと思いました。
4Dの考え方にシフトしたITIL4。。ファウンデーション(基礎理論)でこのレベル。。
楽しい。